はじめに |
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体外受精・胚移植は今では一般的な不妊治療になり多くの患者さんが子供を得ています が、まだまだ改善すべき点は多く、採卵、受精、分割、着床の全ステップをク リアし1回の治療で妊娠にまでいたる人はまだ多くはないのが現状です。治療成績をあげるため当院でも様々な研鑚を重ねています。初めての治療で妊娠にいた らなくてもあきらめずに 何回か挑戦してください。できる限りの協力をさせて いただきます。当院の体外受精・胚移植は予約制ではありませんので、患者さんの希 望される時期に受けられ入院の必要もありませんが、治療の前に超音波検査、 血液検査等入念なチェックが必要です。一度ご夫婦で当院を受診され説明・検 査をお受けください。 |
| 下記の要領で説明会をおこなっています(無料)。 | |
| 参加ご希望のかたは前日までに受付までお申し出ください。 | |
| ご夫婦で参加してくださっても結構です。 | |
| 場所 | 中山メディカル2F 不妊談話室 |
| 日時 | 月曜日15:30〜17:00 (月2回)および土曜日11:00〜12:30(月1回) |
| 内容 | 当院での体外受精の概要・注意点・費用・スケジュールなど |
| 当院での体外受精・胚移植の治療を勧めるのは以下のような方です | |
| 1. | 卵管性不妊 |
| 炎症や手術後の癒着などにより卵管の輸送障害があり妊娠が困難な人。 腹腔鏡検査や子宮卵管造影で診断されます。 | |
| 2. | 免疫性不妊 |
| 抗精子抗体が陽性のもの。検査法はいろいろありますが当院では精子不動化抗体を測定しています。 | |
| 3. | 子宮内膜症 |
| 薬物治療、手術療法などにも拘わらず1年以上妊娠に至らない人は体外受精を考慮されたほうがよいと思います。診断は腹腔鏡が確実です。 | |
| 4. | 乏精子症・精子無力症・閉塞性無精子症 |
| 精索静脈瘤、精管閉塞などで手術が可能な例には手術療法施行後。その他薬物 療法、人工授精などの治療でも妊娠にいたらないもの。 | |
| 5. | 機能性不妊 |
| 腹腔鏡あるいは開腹所見を含む検査で明らかな不妊原因がわからないが体外受 精以外の治療を行っても2年以上妊娠に至らない人。 現在の医学でははっきり証明できない不妊原因があるものと考えられます。 | |
当院での体外受精・胚移植成績 |
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| 新鮮胚移植・融解胚移植での妊娠例を含めた当院での全胚移植症例の成績です。妊娠反応が陽性になっただけで超音波検査で妊娠が確認できない症例は妊娠に含みません。 |
| 胚移植周期数 | 患者数 |
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| 平成7年 |
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32 |
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| 平成8年 |
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62 |
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| 平成9年 |
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76 |
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| 平成10年 |
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88 |
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| 平成11年 |
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115 |
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| 平成12年 |
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140 |
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| 平成13年 |
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167 |
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| 平成14年 | 215 | 132 | 52 | 39 | 24 |
| 平成15年 | 202 | 144 | 66 | 46 | 33 |
| 平成16年 | 223 | 151 | 60 | 40 | 27 |
| 平成17年 | 204 | 135 | 53 | 39 | 26 |
| 平成18年 | 217 | 162 | 59 | 36 | 27 |
| 平成19年 | 255 | 173 | 55 | 32 | 22 |
| 平成20年 | 277 | 179 | 60 | 34 | 22 |
| 平成21年 | 324 | 195 | 84 | 43 | 26 |

平成21年成績詳細(12月末まで)
| 方法 | 胚移植周期数 | 妊娠数 | 胚移植あたりの妊娠率(%) |
| conventional(従来法)・新鮮胚移植 | 48 | 19 | 39.6 |
| 顕微授精(ICSI)・新鮮胚移植 | 49 | 10 | 20.4 |
| 融解胚移植 | 227 | 55 | 24.2 |
| 計 | 324 | 84 | 25.9 |
| ※一年のあいだに何度か体外受精・胚移植をされる方がいるので、患者あたりの 妊娠率は胚移植あたりの妊娠率より高くなります。 例) Aさんが1年に2回の胚移植 をうけ2回目に胚移植で妊娠に成功した場合には患者あたりの妊娠率は1妊娠/1人=100%、胚移植あたりの妊娠率は1妊娠/2胚移植=50%となります。 |
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体外受精料金 |
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| 体外受精・胚移植料金(平成22年4月より) | |
| 保険診療が出来ませんので全額私費となりますが 料金は社会保険診療報酬点数に準じております. (下記には+消費税5%が含まれています) 以下に当院での請求費用の一例を掲載いたします。 平均的には注射・検査・採卵・胚移植等の一連の治療すべてで25万円ぐらいになります。 (顕微授精では29万ぐらいです) |
| 注射・薬剤・検査に要する費用(標準的に使用する薬剤) | |
|---|---|
| 点鼻薬(スプレキュア・イトレリン) | 10,470・15,040 |
| ゴナピュール150単位2アンプル(超音波併用時) | 4,900 |
| ゴナピュール150単位2アンプル | 5.450 |
| HMG(フジ)150単位1アンプル(超音波併用時) | 2.580 |
| HMG(フジ)150単位1アンプル | 3.130 |
| HMG(コーワ) 150単位1アンプル(超音波併用時) | 3.480 |
| HMG(コーワ) 150単位1アンプル | 4,030 |
| HCG 5000単位1アンプル | 1,980 |
| ゴナトロピン 3000単位1アンプル | 1,870 |
| 超音波検査 | 2,100〜5,570 |
| 体外受精・胚移植手技料 | |
|---|---|
| @超音波ガイド採卵術 | 73,500 4回目以降は52,500 |
| Aconventional培養料<通常の体外受精> | 63,000 |
| B胚移植料 | 52.500 |
| C胚凍結料 | 52,500 |
| D凍結胚移植料(融解料を含む) | 63,000 |
| E胚盤胞培養料 | 31.500 |
| 治療回数に応じて減免制度 を採用しています。なお顕微授精の場合は+42,000となります。 |
超音波ガイド採卵について |
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胚移植法について |
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| 超音波ガイドにより吸引された卵胞液から顕微鏡で 卵を探します(すべての卵胞液より卵が見つかるとは限りません。 6割程度と考えて下さい)。 見つかった卵は、体内環境に近い培養液中で 数時間培養し成熟度を高めます。 その後精子とあわせ(媒精)ます。精子は洗浄濃縮、 あるいは運動率を高める処理が施され 状態の良い精子だけが媒精に用いられます。 さらに培養を続けて分割が確認された良質卵(胚)だけを 採卵の2ないし3日後に子宮内に戻します。 これを胚移植といいます。また5−6日間培養して後に移植(胚盤胞移植)をすることもあリます。 | |
胚移植の方法 |
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| 形態の良好な胚を1-2個選んで移植します。 15分間ぐらいで終わり麻酔は不要ですが30分ほど安静の後 帰宅となります。入院は不要です。 大きく分けて以下の2つの方法があります。 | |
(1)一般的方法 |
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| 胚の入った柔らかいチューブを子宮の入り口から挿入し 胚を子宮内腔に戻します。 移植後のチューブに胚が残っていないことを 確認し完了です。手技は人工授精と変わらず痛みもほとんどありません。 | |
(2)永遠幸法 |
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| 一般的方法により移植できない場合には、 超音波ガイド採卵時と同じ針を用い 膣より子宮を直接穿刺し、 胚の入った柔らかいチューブを通して胚を 子宮内に戻します。針を刺すときに一瞬の痛みを伴います。 | |
顕微授精(卵細胞質内精子注入法) |
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当院では平成8年より顕微授精(細胞質内精子注入法) による不妊治療を行っております。 従来から行われてきた体外受精では妊娠できなかった 方々の多くが既に妊娠・分娩にまで至っております。 男性側に不妊の原因がある高度の乏精子症、精子無力症 あるいは無精子症と診断されている人も睾丸に精子 さえあれば妊娠出来ます。 また原因がよくわからないが通常の体外受精では 受精出来ない人にも適用されます。無精子症のかたの精巣あるいは精巣上体からの精子採取も当院で行います |

| 当院での妊娠率の向上をみてもわかるように 顕微授精は熟達したテクニックと繊細な取り扱いがあって はじめて妊娠に結びつきます。 当院ではすでに6名の担当者が顕微授精のテクニックを マスターし常時対応可能です。 |

右の細いピペット内に入った精子を卵細胞質内に注入する瞬間
| 平成 | 凍結胚融解周期数 | 妊娠数 | 妊娠率 |
| 7年 | ー | ー | ー |
| 8年 | 4 | 0 | 0% |
| 9年 | 7 | 1 | 14% |
| 10年 | 19 | 5 | 28% |
| 11年 | 27 | 3 | 13% |
| 12年 | 21 | 4 | 22% |
| 13年 | 26 | 8 | 38% |
| 14年 | 46 | 7 | 15% |
| 15年 | 50 | 7 | 14% |
| 16年 | 59 | 12 | 20% |
| 17年 | 76 | 18 | 24% |
| 18年 | 106 | 29 | 27% |
| 19年 | 147 | 35 | 24% |
| 20年 | 163 | 38 | 23% |
| 21年 | 227 | 55 | 24% |
余剰卵を凍結保存し、採卵周期以外に胚移植することで、多胎妊娠・卵巣過剰刺激症候群
の発生を減らすことが可能です。また採卵回数を減らすことができます。
当院は徳島県の不妊助成金制度の医療機関に指定されています。
所得制限がありますが、年間15万円を2回まで助成される制度です。
他県在住の方も、当院を受診され証明書が発行されると地元での補助が受けられます。
なお阿南市・みよし市・東みよし町・神山町在住の方はさらに各自治体より追加の助成が
ありますので各役場にお問い合わせ下さい。